東京外国語大学 大学院総合国際学研究科
言語文化コース 日英通訳・翻訳実践プログラム


学生コラム - メッセージ・コラム

第4回同時通訳実習(2019年度)


 2020年1月25日、会議通訳者・放送通訳者である新崎隆子先生による講演会『世界をつなぐことばの力』にて、修士2年の学生6名が日英同時通訳を担当しました。新崎先生は、日英通訳・翻訳実践プログラムを2005年から非常勤講師として献身的に支えてくださっていましたが、今年度をもって退任されます。今回はその記念講演となりました。通訳を行った修士2年生は、1年生のときに新崎先生から英日の逐次通訳を学んでいます。学生にとっても記念となる修了前最後の実習となりました。学生に感想を聞きました。

<新崎隆子先生>

 

―自己紹介をお願いします。


本プログラム修士2年の植松と申します。大学学部ではジャーナリズムやコミュニケーションに関する勉強をしていましたが、大学院から通訳の勉強を始めました。

 

―当日までは、準備で忙しかったですか?


そうですね。運営と同時通訳の準備を同時並行するのはもちろんですが、裏では通常の授業があり、かつ1月初頭の修士論文・研究の提出が迫っているなか、プレッシャーを感じながら皆作業をしていたと思います。しかし、どうにかすべてを終えたときの達成感は忘れられません。大学院における通訳教育はマルチタスクを学ぶ場でもあると痛感しました。

 

―具体的な準備について教えてください。


運営の話は割愛して通訳に関してのみ話します。まず2019年秋学期始めに講演者が新崎先生とわかった段階で先生についてのリサーチに着手し、背景情報を元に想定原稿を作りました。これは、前から次々に訳す練習をするサイトトランスレーションや、同時通訳の演習を行うために使用しました。他にも、授業で取り上げられた話すスピードが全く異なる早口のスピーカーとゆっくりのスピーカーの2種類の教材でのシャドーイングや同時通訳練習も行って備えました。本番の約1ヶ月前には、プレゼン用のスライドを送って頂いたので、それをもとに学生同士交代で模擬プレゼンを行い、その通訳演習もしました。また、新崎先生の話し方に慣れるためにネット上の動画を同通したり、思考に慣れるために著書をサイトラしたりという練習も各自で行いました。ただ、もちろん準備は大切ですが、当日にしか払拭できない不安要素が残ってしまうことも事実です。

 

―当日にしか払拭できない不安要素とは?


スライドや内容についての「講演者による急な変更」です。幸いにして、新崎先生はご本人が通訳者ということもあり、通訳者を困らせる変更はありませんでした。それだけではなく、事前打ち合わせ(ブリーフィング)の時間を本番前に設け、スライドの内容を一つ一つ非常に丁寧に説明してくださったので、内容に大きな不安を抱える通訳者は今回いませんでした。通訳者はただでさえメッセージを伝えるという重圧のなかにいるので、講演者の方の配慮があることは大きな心の支えとなります。

<後輩へ激励のメッセージを送る新崎先生>

 

―そのような配慮のある講演者なら、きっと皆さん同時通訳の出来もばっちりでしたよね。


正直なところ、満足できる結果は出せませんでしたが、今回の課題を次のパフォーマンス向上につなげたいと思います。

 

―そうですか。植松さん自身の課題は何でしたか?


顕著なのは2点です。第1は、完璧にこだわろうとすることでリカバリー不可能になるほど遅れてしまう大きな原因となりました。例えば、すべての内容を訳そうとこだわり、遅れ始めているのに1カ所に留まってしまう。あるいは、すべての話を深く理解したく思い、なるべく話を待ってから訳出を始めようとする。そして、一番良い訳を出すために言い直しをしてしまう。どの状況であれ、一度遅れるとオーディエンスにとっても、通訳者本人にとっても負担となるため、注意するべきでした。

 

―2点目は。


「ペアワーク」です。前回の実習で課題となった交代のぎこちなさは、今回の準備で重点的に議論と練習を重ねたので、本番はスムーズでした。しかし今回の本番で課題となったのはメモ出しです。ブース席でペアになった者同士、パートナーの欲しいタイミングや内容で「助け船」を出しますが、これが今回の実習での私の課題となりました。頼ろうとしたメモの言葉をうまく活用できず、むしろ話し手から注意が逸れて流れに追いつけなくなり、その部分全体を落とす事態に陥ったからです。パートナーの苦戦中に、頑張っていてマイクを奪ってしまうのはあまりにも申し訳ない、という思いやりで沢山のメモを出す人もいますが、本人がリカバリー不可能なときは交代する方がオーディエンス想いの通訳ではないかとも思います。粘って通訳を続けたいという気持ちがあり、多少沈黙しても続けてしまいましたが、それが正しかったかは結論が出ません。ただ、ペアワークも慣れが必要なので、パートナーと丁度良い助け合いの塩梅を見つけるまで、もっと練習が必要だったと反省しました。


―反省を次に活かしてください。最後の実習となった講演会を受けて一言お願いします。


1年間同時通訳を学んできましたが、毎回新たな設定の実習を行ってきたので、常に新鮮な気持ちでいられました。簡易通訳機材を使った通訳実習から、大ホールの同時通訳ブースを使った通訳実習まで、異なる形態の通訳を一通り経験できた点も大きな収穫です。今回、最後の講演に向けて様々な準備をしましたが、それでも足りない所に気付かされ、悔しいことは確かです。しかし、通訳中にやり直しはできないように、失敗しても前向きにその反省を自分の糧とする柔軟さも大切だと修士課程で学びました。この心構えで修了後も挑戦し続けていきたいです。2年間常に私たちを応援してきてくださった先生方、家族や友人に感謝しつつ、精進してまいります。

<同時通訳中の学生>

−ありがとうございました!


<運営サポートをしてくれた学生を交えて講演後の記念写真>

日英通訳・翻訳実践プログラム 修士2年
植松久美子

第3回同時通訳実習(2019)


 今回は2019年10月25日にTUFS Cinemaという学内の映画上映イベントで通訳・翻訳を担当しました。修士2年の6名が通訳チーム3名と字幕翻訳チーム3名に分かれて実習を行いました。

 

―まずは通訳担当者から、自己紹介をお願いします。


本プログラム修士2年生の中野です。学部時代から外大で通訳翻訳を学んでいます。

 

―今回で3回目の実習となりましたが、どのようなことをしましたか。


私は通訳チームに所属しました。イベントではフィンランド映画『東方の記憶』を上映し、その映画監督、脚本家、またフィンランドセンターの所長をお招きしたトークセッションを行ったので、通訳チームは主にそのトークセッションの同時通訳を行いました。

<トークセッションの様子>
 

―当日に向けてどのような準備をしましたか。


TUFS Cinemaは年に数回開催されているイベントなので、当日の参考になるように別の上映会に参加してイベントの雰囲気や流れを把握しました。また今回、映画の作品に関する資料を事前に頂いたので、そちらを読み込んで映画の背景知識を付けました。字幕翻訳チームの活動にも関わることがあり、それも内容理解、背景知識の習得に役立ったと思います。実は、外大でのイベント前日に別の大学で同じ映画の上映会があり、今回のTUFS Cinemaと同じような構成で行われると伺ったので、その上映会にも参加しました。残念ながら、監督やフィンランドセンター所長はフィンランド語で話していたため、通訳を介してでしか内容は理解できませんでしたが、イベント本番の通訳を振り返っても参加してよかったと強く思います。

 

―その他大学の上映会に参加してよかったと思った理由は何でしょうか。


今回の上映会ではフィンランドセンターの所長によるプレゼンテーションがあると伺っていましたが、資料が全く手に入らず、前日の他大学での上映会で初めて内容を知ることができたからです。また、実は本番当日、所長の到着が遅れてしまい、事前打ち合わせが何もできませんでした。幸い、前日に聞いた内容と今回行ったプレゼンの内容で重なる部分があったので、本番1時間前に頂いた資料と前日書き留めたメモや記憶をもとに、なんとか通訳を行うことができました。

 

―事前打ち合わせができなかったのですね。内心すごく焦ったのではないですか。


はい。予想していなかった展開にかなり焦りました。正直、本番直前に資料を貰い、打ち合わせもないまま本番を迎えるというのはできれば避けたいシチュエーションでした。また、所長の到着時間によっては、上映前に行う予定だったプレゼンを上映後に行うかもしれないなど、本番直前まで上映会のスケジュール変更もあり得たので、そういった面でも焦りましたね。でも、臨機応変に対応することやこのような不測の事態に直面するのも今回実習で体験できたのはかなり貴重な学びになったと思います。

 

―今回の実習を通して得た学びについて具体的にお願いします。


トークセッションの性質上、自然発生的な話しの流れや内容が知らない方向に進むことは仕方のないことです。事前準備は自分なりにベストを尽くしたつもりでしたが、それでも話の受け答えのなかで知らないことは多く、理解できないまま通訳することが多々ありました。例えば、ノーデンショルドという横浜へ調査旅行に来たフィンランド人の話になったとき、名前が正確に聞き取れず、横浜へ調査旅行にきた人と訳しました。これに関しては全て内容を落とすことは避けられましたが、大事な名前を出せなかったのは悔いが残りました。自分の実力不足を痛感するとともに、分からないことを観客に分かりやすく通訳する練習がより必要だと思いました。分からないことを通訳しているとどうしても自信の無さが声に出てしまいましたし、内容も満足いくように訳出できませんでした。また、今回は3人チームでの通訳になり、ペアへのメモ出しや通訳機器のボタン操作など、どうしたら通訳しているペアの助けになれるのかも考えさせられました。

<同時通訳中の様子>
 

―学びの多い実習になったという印象ですね。最後に一言まとめをお願いします。


今回の実習は本当に貴重な経験になったことは間違いありません。失敗や後悔もありますが、今回このような有意義な実習の機会を頂けたことに感謝の気持ちで一杯です。当日の通訳パフォーマンスだけでなく、スピーカーや依頼者とのやり取りなど通訳実務の面での学びも多かったですからね。今回学んだことを活かして、次回の実習では今回できなかったことを着実にこなせるようになりたいです。ありがとうございました。

<イベント終了後にスピーカーと記念撮影>
 

−では続いて字幕翻訳担当者です。自己紹介をお願いします。


 本プログラム修士2年生の佐久間です。字幕翻訳を担当した3名のうちのひとりです。

 

−字幕翻訳はどのようにして行いましたか。


7月初旬に映画本編と英語字幕のスプレッドシートを監督から共有していただき、まずは翻訳担当3名で各自の担当部分を決めて下訳を作成しました。その後、集まって訳出について相談する打合せを2回行いました。打合せでは各自訳出に悩んだ部分や、字幕の字数制限よりも長くなってしまった部分、訳語の統一についての相談を行いました。8月初旬に一度日本語字幕を監督側に提出し、9月初旬にその字幕を映画につけてもらったものを共有していただきました。それを観ながらもう一度読みやすさや理解しやすさを考慮して字幕を修正し、9月の終わりに最終版を提出しました。

<第1回打合せの様子>
 

−難しかった点、苦労した点は何ですか。


今回の映画は、フィンランド初の駐日公使であったラムステッドをテーマにしたものです。映画本編は大部分がモンゴルで撮影されており、内容もモンゴルの文化や仏教に関するものがたくさんありました。こうしたモンゴルの文化、歴史や宗教などは今まで自分たちが知らなかったことも多く、とても訳出に苦慮しました。ラムステッドの著書を読み、インターネットで調べる他に、モンゴルからの留学生にもご協力いただき訳を作っていきました。また、私が翻訳を担当した部分にはモンゴル語のヒップホップ曲が流れるシーンがありました。韻を踏んでいて、かつヒップホップにふさわしい言葉を選ばねばならず、本当に難しく感じました。他の翻訳担当者や通訳担当者にも多くの案を出してもらうことで、なんとか訳を完成させることができました。
また、やはり難しかったのは字幕特有の字数制限です。1秒4文字という規定に合わせて言葉を削りながら、内容を的確にわかりやすく伝えられるような訳出を考えるのにはとても苦労しました。

 

−今回の実習で得られたものは何ですか。


自分たちで字幕を作成し、それを一般の方々に観ていただくというのはなかなか体験できることではなく、とても貴重な機会をいただけたと思っています。また、複数で相談しあったことで、自分では思いつかない表現を提案してもらえたこともあり、伝わりやすい表現とは何かなど、より深く言葉について考える機会にもなりました。字幕翻訳を進めていく際、翻訳・通訳担当の学生同士だけでなく、監督にも質問しながら進めていきました。こうした外部の方々とのやりとりや、上映会当日に映画を観た方々からいただいた字幕に関するフィードバックもとても参考になるものでした。このような貴重な経験をさせていただけたことを今後に繋げていけるよう、努力していきたいと思います。ありがとうございました。

<上映会当日リハーサルの様子>

日英通訳・翻訳実践プログラム 修士2年
中野志保・佐久間敦子

第2回同時通訳実習(2019)

 

―自己紹介をお願いします。


東京外国語大学大学院で通訳を学んでおります、小倉と申します。私は学部から外大に在籍しており、先取り履修の制度を利用して大学院を短期修了する予定です。ちなみに学部時代は英語専攻で、3年生のころから通訳ゼミに所属していました。

 

―今回、2回目の通訳実習を終えたということですが、具体的にどのようなことをしたのですか。


今回の実習は学部で開講されている通訳概論の授業にお邪魔して、学生同士のディスカッションの同時通訳をするという内容でした。院生は3名ずつのチームに分かれて、交代を伴う形での通訳でした。テーマは最近何かと話題になっているSNSの使用についてで、グループに分かれてそれぞれ良いところや悪いところについて議論がなされるという形でした。参加している学部生の皆さんは通訳について勉強をしていることもあり、できるだけ通訳が訳しやすいような話し方をしてくれていたような印象を受けました。参加者の皆さんは議論が白熱してくると通訳の存在を忘れて話に夢中になっていましたが、それも含めて実習としては有意義なものとなりました。これまで、生のクロストークの通訳をする機会はあまりなかったということを鑑みても、やはり大変貴重な経験になったと思います。

 

―なるほど。同時通訳とひとくちに言っても、いろいろな場合があるのですね。実際に体験してみてどうでしたか。


難しかったです。純粋に通訳そのものも大変でしたが、それ以外にも気を配らねばならないことが複数あり、注意を100パーセント通訳そのものに向けることが難しかったという点も、大変だと感じた要因でした。枚挙に暇がないですが、今回は100人規模の普通の教室で、机が密集している環境で行う歩きながらの通訳だったので、移動のスペースの確保をすることがまず重要でした。歩きにくさから、息が上がってマイクに息の音が入らないようにするためです。声の小さなスピーカーの場合は、声がよく聞こえるくらいの距離まで近づいて通訳する必要がありましたが、その際に近づいた通訳の声でスピーカーの気を散らさないように注意する必要もありました。大きなホールなどでの同時通訳の場合はブースの中で通訳することが多いですが、ブース内での同時通訳ではないからこそ気をつけなくてはいけない点もあり、勉強になりました。

 

―通訳は準備が大切と聞いていますが、実際のところどうですか。何か本番前に準備していたことはありますか。


はい。まずは事前の下調べですかね。今回は事前にトピックが決まっていたため、賛成・反対それぞれの側からどのような内容の発言がなされうるかを予想し、日本語と英語を対応させた単語リストのようなものを作りました。ネットでSNSに関する記事などを検索し、できるだけ新しい情報も入手するよう努めました。

 

―何か工夫したことはありますか。


本番の前に一回リハーサルをしていたので、そのときにうまくいかなかったところを実習本番では改善しました。チームレベルでは、無駄な机などをすべてなくしておき、できる限り動きやすい環境を作ることや、交代のタイミングを時間できっちりと区切るのではなく、話の流れを見て柔軟に対応できるよう、余裕を持って交代の準備をしておくことなど。個人レベルでは、パッと訳が思い浮かばない場合でも上位概念で言い換えるなど、何かしらの形で訳出ができるよう、最善を尽くしたつもりです。とはいえ、まだまだ改善の余地はありますが。

 

―いろいろな気づきがあったようですが、どのような学びがありましたか。


個人的に身をもって感じたのは、最新のニュースを仕入れておくことの大切さです。例えば、突然その日の朝のニュースが話題になったり、国内の報道ではほとんど取り上げられていないアフリカの国の情勢の話が取り上げられたり、予想外の方向に話が展開されることも少なくはなかったです。普段からアンテナを広く張り、いろいろなジャンルのニュースに関心を持つことが如何に大切か、痛感しました。

 

―通訳実習、大変なこともあるかもしれませんがすごく面白そうですね。これからも是非頑張ってください。本日はどうもありがとうございました。


引き続き、精進してまいります。こちらこそ、ありがとうございました。

2019年6月21日
日英通訳・翻訳実践プログラム 修士2年
小倉杏奈

 

―自己紹介をお願いします。


東京外国語大学大学院の日英実践通訳・翻訳プログラム所属の平田です。学部時代はスペイン語のゼミに所属していましたが、より本格的に通訳・翻訳を学びたいと考え、本学の大学院に進学しました。

 

―今回の実習では何をしましたか?


今回行った実習は、学部生やプログラム1年生を交えた、外大のランドマークを紹介するツアーです。2部に分かれていて、第1部は外大の歴史や特徴に関するプレゼンテーション、 第2部は実際にキャンパスを回り、2年生がそれぞれ担当の箇所を説明するという流れでした。通訳は主に英日方向で、質疑応答のみ日英も行いました。


 

―実習を終えての感想をお願いします。


英日方向がメインであることに加え、事前に内容をかなり把握できていたのであまり緊張せずに望むことができたと思います。歩きながらの通訳が少しあり、慣れていなかったので少し苦労しましたが、普段はずっと立っているか座っているかの通訳が多いので、新鮮な体験でした。


 

―実習前にはどういった準備をするんですか?


大抵の場合は実習の前にテーマが開示されていて、今回も予め外大に焦点を当てることは知らされていたので、外大関連のサイトを閲覧したり、資料を参考に予習しました。また、プレゼンテーション及びツアーの内容は把握できていたので、シミュレーションを行ったりもしました。


 

―もし工夫したことなどあれば聞かせてください。


同時通訳はとにかく原発言者の発話スピードに追いつかなくてはならないので、当たり前のことではありますが話の核となる部分を拾いながら遅れないように訳出をすることを心掛けています。また、訳出以外にも気を配らなければならないことがあります。通常、同時通訳の際には送信機と受信機を使用するのですが、送信機は音を拾いやすいのでパートナーとの交代の際には受信機側に雑音が聞こえないよう十分に気をつける必要があります。些細な事のように聞こえるかもしれませんが、意外と神経を使うことの一つです。


 

―最後に一言お願いします。


これから通訳を目指される方へ。通訳は非常に大変な仕事です。ただ、その分やりがいは大きく、人の役に立っていることが強く実感できる職業の1つだと思います。もし少しでも興味があれば、本コースをお勧めします。逐次や同時通訳のクラスでは経済や教育、防衛など様々なトピックの通訳をぶっつけ本番で行ったり、実習も準備が大変であったりとチャレンジングな環境ですが、社会に出る前に通訳としての経験を積む場として最適な環境だと思います。また、通訳・翻訳のキャリア指導も充実しています。詳しく知りたい方はぜひオープンキャンパスにお越しください。

2019年5月24日
日英通訳・翻訳実践プログラム 修士2年
平田慧